読解力を鍛える

中学受験勉強法
文章の読解力は重要だというお話を以前しましたが、ではどうすれば読解力がつくでしょう。
多くの本を読むことで読解力は付きますが、受験勉強が始まってからではそう多くの本を読んでいる時間も取れません。
もう少し効率の良い方法が必要です。
そのための方法として「文章を書く」というものがあります。
一般的な勉強でも、自分で学ぶだけでなく、人に教えることで理解が深まります。文章も、読むだけではなく、書くことで読解力が鍛えられるのです。
受験科目に作文があるのであれば、出題傾向を調べてしかるべき題材の作文を書くようにすれば良いでしょう。
しかし、無い場合は漠然と作文を書けと言われても、途方に暮れてしまいます。
その場合は「問題を作る」という勉強法を取り入れてはどうでしょうか。
算数の問題、理科の問題、色々な教科の問題を自分で作るのです。なお、出来た問題を本人が解いても意味はあまりありません。
それは親御さんが解くのです。(受験生に兄姉が居るのであれば、兄姉に協力してもらいましょう。)
ちゃんとした問題が出来ていれば、ちゃんと答えにたどり着けるでしょう。
独りよがりな文章や、肝心なことが抜けている問題だと、決して解けません。
ですが、書いた本人が解くと、そういった問題点に気づかない事がよくあります。それでは読解力の訓練としての効果は乏しくなってしまいます。
また、解釈が複数出てしまうケースもあるでしょう。
他の人から指摘を受けながら書き続けることで、文章を書く能力が高まり、ひいては読解力の向上につながるのです。

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