ずるい裏ワザ

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中学受験では、予習復習が大切だと言われます。
まさしくその通りで、学校や塾で教わる内容を、きちんと理解できなければ、話ははじまりません。
ところで、この「予習」には裏ワザがあります。
ご両親の協力が必須ですが、難問を簡単なものに変えてしまう裏ワザがあるのです。
特に塾に通わず、家庭教師も雇わない、自宅の勉強だけで受験合格を目指す親子の方々には、効果的なワザです。

それは、「中高の学習内容を応用する」です。

予習も予習、何年も先の勉強を予習するのです。
算数の問題などによく見られますが、小学校で習う知識だけで解こうとすると、色々面倒で時間がかかる問題なのに、連立方程式を使えばあっという間に答えが出るような問題があったりします。
連立方程式の使い方など小学校では教わりません。
中学でも「連立方程式の問題」としてテストに出ることはあっても、応用問題(何を使えばよいか提示されていない)として出ることは稀でしょう。
ですが、高校や大学を卒業しているご両親なら、「この問題なら連立方程式が使える」という事を見極められるはずです。
(自信が無ければ、お子さん同様にご両親も「復習」をして、現役時代の勘を取り戻しましょう。逆に言えば、親御さんにこのスキルが無ければ、このワザは使えません。)

親御さんが過去問を調べ、目標とする中学がそういう問題を出す傾向があるようなら、このワザを使わない手はありません。
どういう問題で「中高の授業、時には大学受験のワザ」が使えるかを教えてあげれば、あとはそう難しいものではありません。
連立方程式の使い方を覚え、使いどころを見極める能力を身につければ、小学生の知識で解くより簡単です。

この辺りは「江戸時代の複雑なカラクリ」よりも、「現代の電池で動く玩具」のほうが構造が簡単なのと似ています。
また、紀元前の人々の創意工夫は現代人を驚かせます。
内燃機関が使える現代人が考えるよりも、ずっと「賢い」方法で建物を建設していました。
ですが、現代人は古代の人々のように頭をひねって時間をかける必要はありません。
中学受験も同じです。
限られた試験時間の中で効率よく問題を解くには、難しい正攻法だけではなく、ずるい裏ワザも活用すべきなのです。

もちろん、本来は正攻法で学ぶ「基礎」や「概念」を知ることが勉強の目的なので、このような「階段を1段飛ばしで上る」のは知識が偏ったり、勉強以外の分野でも「簡単な方法に流れる」性格になりかねないので、成長期のお子さんにはあまりお薦めできるものではありません。
現代の建築技術や機械工学も、古代の人々の努力があって、初めて生まれたのですから。
文明開化よろしく「途中すっとばし」は必ずしも良い事ではないのです。
でも、塾や家庭教師に頼らないのであれば、こういった手法の活用も検討してよいと思います。

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